鉄の女:サッチャー元英国首相死亡
米国と強固な連帯を組んで旧ソ連共産主義を崩壊に導き「鉄の女」の異名を取ったマーガレット・サッチャー元英首相が死去したと伝えた。87歳。総選挙に3度勝利し第二次世界大戦後の英政界では最長となる約11年半の間、首相を務めた。在任中に国有企業の民営化、規制緩和、金融改革を断行し、長期的な経済衰退から英国を復活させる礎を築いた。
当時、人々はサッチャ‐の事をイギリスのドナルド・リーガン(アメリカ大統領。日本ではレーガンと読んだがアメリカではリーガン)と呼んだ。実際彼らは心からの政治的友人でもあった。リーガン大統領は俳優出身でその能力に懐疑的な人々もいたがアメリカを復活させた。特にその経済政策は見事に開花し、リーガノミクスと呼ばれた。共に規制緩和と小さな政府を目指したのだった。現在、民主党のオバマ大統領の大きな政府とは大違いだ。(膨大な財政赤字を抱えている)。リーガンもサッチャーもOld boy’s clubとは違った。リーガン大統領は俳優出身、サッチャーは八百屋の娘出身だった。彼らがソ連を崩壊に導き、そのソ連のゴルバチョフもサッチャーが大好きだった。私はソ連崩壊前にソ連各地を2^3ヶ月滞在した。今ではバラバラになっているので多くの国からビザを取得しなければならないが。リーガン大統領は晩年アルツハイマー病になった。サッチャーは心臓のstrokeに悩まされた。
old boy’s clubとは女性を排除した階級団体だが、もう一つ、アメリカではリンカーン大統領政党的な階級、イギリスではチャーチルやウイリウム・ピット的階級の意味もある。その点、リーガンは俳優出身でサッチャーは八百屋出身で、そういう既存の政治屋に属していなかったことだろう。
今日の文法
口語において(~だよね)と相手の同意を求めるために、平叙文のあとに疑問文の省略形を揃える形式を付加疑問という。肯定文の後には否定疑問文(肯定の答えを期待する)、否定文の後には肯定疑問文(否定の答えを期待する)をつける。本文と疑問文のあいだには(、)を付ける。
1:These are your comic books, aren’t these?
theseこれらは付加疑問文になるとaren’t theyになる
I am an
honest man, amn’t I? am not I? ain’t I? → aren’t I? となる
amn’tは硬い感じ、ain’tは砕けすぎ、文法的におかしいがaren’t
I'm not fat, am I? →"I'm not"の場合、"am I?"を使う are I? 不可
I have to go there, haven’t I? → don’t I?
Do you have to go there? なので doが出てくる
2: Your friend was very surprised when he heard the news, didn’t he?
didn’t he? → wasn’t he?
従属節のheardに対応するのではなく主節のwasに対応するのでwasn’t he?
3: You have to call him to make sure that he’s home, haven’t he?
have toに対応はdon’t you? He has to~なら、doesn’t he?
There is a bookstore in front of the station, isn’t there?
There isn’t a bookstore in
front of the station, is there?
命令文 → will you?
Do your homework, will you? :宿題をしなさいよ。
Do your homework, can't you? さっさと宿題をしなさいよ。
→通常はwill you?だが"can't
you?"は話し手のいらだちを表わす
Turn off the light, will you?
Turn off the light, won't you? ※やや丁寧な表現
→肯定の命令文の場合、付加疑問は"will/won't you?"を使う
Nobody listened to me, did they? nobody→did they?
listenだから一般動詞でdidまたnobodyで否定だから肯定
Somebody was late for class, weren't they?
somebody →weren’t they?を使う(somebodyはtheyで受け動詞はwere)
That was unlucky, wasn’t it? 付加疑問の場合、"that"は"it"で受ける
Let’sの場合 → shall we?
Let's go to karaoke, shall we? →"let's"の場合
付加疑問は肯定の"shall we?"を使う
Giraffes can run fast, can't they? 助動詞の"can"をそのまま使う
The last train hasn't yet left, has it? →助動詞の"has"をそのまま使
う、"do"は不要 上述have toとは違う。さて英文法はヒアリング(高度
になると)あまり関係ないが、文章読解、会話には大いに関係がある。極
めてゆくと面白い。頑張ってください。
aren't I、主節の主語に対応する、など、また命令文で用いられるcan't you, won't youなど、知らないことが多く、勉強になりました!
文法の勉強は、論理的思考のトレーニングにもなるので楽しいです。
投稿: higeeiji | 2013年4月11日 (木) 06:09